Guidebook for Living in Korea

児童・青少年期の健康増進

  • HOME
  • 健康プラス
  • 児童・青少年期の健康増進

児童・青少年期の健康増進

01児童・青少年期の発達特性

  • 児童期とは、一般的に6~12歳までの期間を意味します。幼稚園を経て学校に通う時期で、家族という垣根を越えて家以外の場所で家族以外の人たちと多くの時間を過ごす時期です。児童は、集団活動や遊びを通じて自分の役割を認識し、他人を配慮し、社会的協働や共同体意識を学びます。したがって、学校生活や仲間との関係は、児童の成長と性格の発達に決定的な影響を与えます。
  • 青少年期とは、第二次性徴が発現する12~13歳から19~20歳までの期間を意味します。青少年期の初期には、急激な身体の成長を経験し、第二次性徴の発現によって生殖能力を持つようになります。特にこの時期には、自己中心的、理想主義的な傾向を示し、大人の価値や信念を拒否し、将来の成人期での役割についてさまざまな実験をしたりします。このため、青少年は健康を害する危険な状況に置かれやすくなります。したがって、青少年に対する積極的な事前指導や予防が重要になります。
児童・青少年期の成長と発達特性
아동∙청소년기 성장과 발달 특성 : 주요특성, 설명 및 건강증진을 위한 고려 점을 포함한 표입니다.
主な特性 説明 健康増進のためのポイント
筋肉、骨格の
発達と急激な
身体の成長
  • 児童期には骨格の発達が進むため、骨格の変形を予防するために正しい姿勢を維持することが非常に大切です。
  • 仲間集団からの圧力で喫煙や薬物乱用に参加することもあります。
  • 正しい姿勢の維持
  • 喫煙・飲酒・薬物乱用の予防
永久歯の
発生
  • 20本の乳歯が抜け、12~13歳頃に永久歯が生え揃います。
  • 最近、平均寿命の延長により、老年期の生活の質向上のために児童期・青少年期における口腔ケアの重要性が高まっています。
  • 歯の管理(歯磨き、デンタルフロスの使用、虫歯の予防、不正咬合の予防)
第二次性徴の
発現と性的な成熟
  • 青少年は、第二次性徴の発現によって不安や戸惑いを感じることがあります。したがって、第二次性徴が発現する前に男女の生殖器の違いと管理方法を教える性教育が必要です。
  • 第二次性徴の発現によって生殖能力を持つようになります。健康な自己管理能力を身につけるために、事前教育と指導が必要です。
  • 男女の生殖器の違い
  • 健康な性行為決定のための案内
  • 自己管理(乳房の自己検診、睾丸の自己検診、HPVウイルスワクチンの接種)
仲間集団と
共同体意識の
発達
  • 児童期・青少年期には、仲間集団との相互作用を通じて自分の限界を理解し、共同体意識を発達させていきます。
  • 仲間集団に認められ、受け入れられることが大切になってくるため、集団の構成員が追求する行動を真似るなかで一致と同調が発達し、ときには英雄的な行動または反社会的な行動に参加することもあります。
  • 集団いじめ

02児童・青少年期の健康増進

(1)正しい姿勢の維持

  • 学齢期の児童は、骨格の発達が進んでいるため、間違った姿勢を取り続けると骨格や身体が変形しやすくなります。したがって、正しい姿勢を維持する習慣をつけさせ、骨格の変形を予防し、健康な成長と発達を促しましょう。
  • 机の前に座る時間が長くなるため、机と椅子の高さを児童の体に合わせ、正しい座り姿勢を取るように指導しなければなりません。
  • 이미지텍스트
    < 健康のための正しい座り姿勢 >
  1. 1顎 : 軽く引きます。
  2. 2膝 : 90度になるように座ります。
  3. 3足裏 : 地面につくようにします。
  4. 4腰 : 背もたれにしっかり体を預け、体が傾かないようにします。
  5. 5お尻 : 背もたれに当たるように深く座ります。
脊柱側弯症
  • 이미지텍스트
    < 正常な脊椎(左)と脊柱側弯症の脊椎(右) >
  • 脊柱側弯症とは、脊柱がC字状やS字状に曲がり、体が左右に傾いていたり、変形している状態を意味します。
  • 最近スマートフォンの使用が増えたことや間違った姿勢により、成長期の青少年に発症するケースが多くなっています。
  • 脊柱側弯症は、早期に発見して矯正すれば、短期間で治療することができ、予後も良好です。したがって、子どもに脊柱側弯症が疑われる症状が出ていないかこまめに確認し、疑わしい症状がある場合はすぐに病院に行き、診断・検査を受けるようにしましょう。
脊柱側弯症を疑う症状
  • 이미지텍스트
  • 이미지텍스트
  • ① 左右の肩が非対称, ② 左右の肩甲骨が非対称, ③ 脊椎が曲がっている, ④ 左右のお尻の位置が非対称
  • 気をつけ姿勢で左右の肩、胸、骨盤の高さと位置が異なる(非対称的)場合
  • 上体を前に倒した状態で、背後から観察したときに片方の肩甲骨が異常なほど突き出ている場合
  • ズボンやスカートが片方にひどくずれていたり、片方の靴が早くすり減ったりする場合
  • 気をつけ姿勢で左右の腕の長さが異なる場合

(2)歯の管理

乳歯が永久歯へと生え変わる児童・青少年期の歯の管理は、老年期の生活の質を向上させるための足掛かりになるため、歯の管理を徹底して行う必要があります。

正しい歯磨きとデンタルフロスの使用
  • 歯磨きは、児童の虫歯を予防する最も効果的な方法です。歯磨きは、1日3回以上、食後3分以内に、1回3分以上(3-3-3)磨くことがおすすめです。就寝前の歯磨きは特に重要です。歯ブラシは2~3ヶ月ごとに新しいものと交換しましょう。
  • 歯磨きは、すべての歯をしっかりと磨くことが大切です。したがって、一定の順番を決めて歯を磨き、歯磨きの後は必ず舌をきれいにするように指導します。
  • デンタルフロスは歯磨きの後に使用することをおすすめします。児童は8~9歳になるまではデンタルフロスをうまく使いこなすことができないため、保護者が見守る必要があります。
正しい歯磨き方
  • 이미지텍스트
    1.絵と同じように歯ブラシを握ります。
  • 이미지텍스트
    2.歯磨き粉は、歯ブラシの毛の中に埋め込まれるように押して出します。
  • 이미지텍스트
    3.前歯の外側:歯ブラシの毛を歯と歯茎の間に隙間がないように当て、手首を歯茎から反対側に回して磨きます。
  • 이미지텍스트
    4.下の前歯:下から上へと磨きます。
  • 이미지텍스트
    5.前歯の内側:歯ブラシを立て、内側から外側へと磨きます。
  • 이미지텍스트
    6.奥歯の外側:歯茎から噛み合わせ面に向かって手首を回して磨きます。
  • 이미지텍스트
    7.奥歯の噛み合わせ面:前後に10回ずつ、まんべんなく磨きます。
  • 이미지텍스트
    8.奥歯の内側:歯茎から噛み合わせ面に向かって手首を回して磨きます。
  • 이미지텍스트
    9.舌磨き:矢印の方向に舌を磨きます。
虫歯の予防

虫歯とは、歯が腐る病気のことで、「う蝕症」とも呼ばれています。虫歯を治療しなければ歯が完全に腐食してしまうので、必ず治療を受け、悪化しないように管理しなければなりません。

  • 이미지텍스트
    正しい歯磨きをします。
  • 이미지텍스트
    歯に溝や虫歯ができたら、すぐに歯科を受診します。
  • 이미지텍스트
    糖分の多い食べ物や飲み物を控え、野菜や乳製品、果物を食べます。
  • 이미지텍스트
    フッ素が入っている歯磨き粉を使えば、虫歯の予防に役立ちます。
  • 이미지텍스트
    定期的に歯科を受診すれば、虫歯を早く発見することができ、治療効果も高くなります。

(3)性の健康管理

  • 第二次性徴の発現に伴い、青少年の性への関心が高くなります。青少年期の初期には性への幻想を抱き始め、次第に青少年の価値や信念、慣習に基づいてデート、性的接触、性交渉などを探索し、性的な親密度を発展させていきます。
  • 青少年期の心理発達特性である不滅の信念、仲間集団の圧力に加え、成熟の証拠を示すために無謀な性行動に参加するケースがよく見られます。
  • 青少年が性行動に参加する場合、生殖器の脆弱性により、妊娠や性感染症への感染など、性の健康を脅かすさまざまなリスク要因にさらされるおそれがあります。
  • 青少年が身体的・認知的・情緒的に準備ができ、成熟した性交渉とそれによる結果を予見できるようになるまで、性行為を延期できるように支援しなければなりません。
男性と女性の生殖器
  • 女性の生殖器は、構造的に男性と比べて外部からの感染に非常に弱いです。女性の生殖器はほとんどが体内にあるため、女性は自分の生殖器を直接見ることができません。また、生殖器に問題が生じた場合、すぐに症状が出ることはなく、症状が出た時点では疾病がかなり進行していることが多くあります。したがって、女性はもっと積極的な自己管理と定期的な健康診断を通して性の健康維持に努めなければなりません。
男女の生殖器の違い
  • 이미지텍스트
    • ① 卵管, ② 子宮底部, ③ 靭帯, ④ 子宮内膜, ⑤ 子宮筋肉, ⑥ 子宮頸部, ⑦ 卵巣, ⑧ 子宮, ⑨ 膣
    女性の生殖器
    • 子宮は体内にあるため、自分で見ることはできません。
    • 卵管が腹腔内に開いており、尿道が男性より短く、小便が通る通路(尿道)と性交渉をする通路(膣)が区分されており、外部から細菌が侵入しやすくなっています。
  • 이미지텍스트
    • ① 精嚢, ② 副睾丸, ③ 尿道, ④ 尿管, ⑤ 膀胱 , ⑥ 前立腺, ⑦ 精管 , ⑧ 睾丸 , ⑨ 亀頭
    男性の生殖器
    • 睾丸から尿道に至る一つの閉鎖された管からなります。
    • 尿道が女性より長く、小便と精液が同じ通路を通るので、女性と比べて感染の機会は少なくなっています。
女性生殖器の健康管理
  • 通気性の良いコットンの下着を着用します。
  • タイトすぎるボトムスは着用しないようにします。
  • 尿意を感じたら我慢せずに排尿します。
  • 排便後に肛門を拭くときには、前から後ろに拭いて膣の汚染を防ぎます。
  • 生殖器を洗うときには、中性石鹸を使って酸度を維持し、シャワーを前から後ろに当て、週に3~4回流水で洗います。
  • 生理のときには、ナプキンやタンポンを交換する前に必ず石鹸で手を洗います。
性行為選択のための案内
  • 青少年期において、未来を予測し現在の行動を調整するということは非常に難しいことです。したがって、「性行為選択のための案内」は、青少年が適切な性行為を選択できるように支援することができます。
青少年期の性行為選択のための案内
  • 이미지텍스트
性の健康増進のための自己管理
  1. 1外陰部の自己検診
    • 性交渉の経験がある女性や性的に活発な女性は、毎月一定の日を決めて定期的に行うように指導します。
    • 外陰部の異常・病変は、視診(目で見ること)と触診(手で触れること)で簡単に発見することができます。外陰部を定期的に自己検診すれば、生殖器の異常を早期に発見して治療することができ、性感染症の感染拡大を防ぐことにもつながります。
    外陰部の自己検診法
    • 準備物:持ち手のある鏡
    • 方法:明るくて静かな場所で自分の外陰部が鏡に映るようにし、次の順番で行います。
      • 片方の手に鏡を持って外陰部を映し、もう一方の手で外陰部を広げてしっかり観察します。
      • 鏡に映っている恥骨、陰核、尿道口、大陰唇、小陰唇、会陰部を肉眼で観察し、変化の有無を確認します。
      • 指先で外陰部を触診し、潰瘍、しこり、イボ、色素変化はないか確認します。
  2. 2睾丸の自己検診
    • 睾丸の自己検診とは、睾丸がんの早期発見と予防のために、毎月一定の日を決めて睾丸を約3分間触診し、診断することをいいます。
    • 睾丸がんは年齢に関係なく発生しますが、最近は15~35歳の発生率が高くなっています。睾丸の自己検診を通して異常を早期に発見することができ、初期段階で発見すれば予後も良いので、定期的に行うように指導します。
    睾丸の自己検診法
    • 準備物:鏡
    • 方法:睾丸の自己検診は次の順番で行います。
      • 入浴やシャワーの直後、睾丸と陰嚢が弛緩しているときに、指を使って睾丸をしっかり触診します。
      • 鏡の前に立ち、陰嚢の皮膚に浮腫はないか確認します。
      • 自分の親指、人差し指、中指を睾丸の上部と下部に当て、指で睾丸を優しく触診します。睾丸を触診したときに痛みがなく、左右の睾丸の大きさが少し違うのは正常です。
      • 睾丸の後ろ側にある副睾丸を触診します。正常な副睾丸は、柔らかい塊のような感触があります。もし、普段と違って異常なしこりがあるなら、病院に行き検査を受けましょう。
  3. 3乳房の自己検診
    • 乳がんは、乳房の異常な変化により乳房に発生する悪性腫瘍(がん)です。韓国では女性のがんで1位を占めており、生活や栄養習慣の変化によって発症率が急増しています。
    • 最近、乳がんの発症年齢がだんだん低くなっているため、乳房の自己検診を行う必要性が高まっています。
    • 乳がんは、癌腫が乳房にのみ存在する場合は、切除と治療が簡単で生存率も高いです。しかし、周辺組織に転移した後に発見した場合は、生存率が低くなり、命を脅かしかねません。
    • 乳がんは、乳房の自己検診を通して早期に発見することができます。
    • 乳房の自己検診のタイミング:生理のある女性は、生理後5~7日後に乳房が最も柔らかくなっている状態で乳房の自己検診を行います。妊婦、授乳婦、閉経後の女性は、毎月一定の日を「乳房の自己検診日(Pink day)」と決め、乳房の自己検診を行います。
    1. A.乳房の健康増進法
      • 健康な時に毎月定期的に乳房の自己検診を行い、乳房の正常な状態を確認します。
      • 乳房にしこりができたり、乳房の形や肌色に変化があると感じたら、すぐに病院に行き、専門医を受診しなければなりません。
      • 乳がんのリスク要因として知られている行動を避け、乳がんを予防しましょう。
    2. B.乳がんのリスク要因
      • 変えられる乳がん
        危険因子
        • 経口避妊薬の服用
        • アルコールの摂取
        • 喫煙
        • 肥満
        • 胸部への高濃度放射線照射歴
      • 変えられない乳がん
        危険因子
        • 乳がんなど女性がんの過去歴
        • 早い初経、遅い閉経
        • 乳がんの家族歴
        • 出産・母乳授乳の未経験
        • 高いエストロゲン値・
          テストステロン値
    3. C.乳房の自己検診 – 触診
      • 準備物:姿見、ベッド、枕、ガウン
      • 乳房の自己検診の流れ:視診→触診→乳首チェックの順番で行います。
      • 乳房を視診してから触診します。ここで触診とは、指を使って円を描くように乳房を押しながら異常なしこりがないか確認することをいいます。
      • 乳房を触診するときには、乳房の組織が胸部に分散してできるだけ薄くなるように、横になった状態で行います。
      • 乳房を触診し、異常なしこりがないか確認します。場合によっては、立った状態でシャワーを浴びながら、手に水や石鹸をつけて触診するともっと優しく乳房を触診することができます。
      • 乳房の触診が終わると、乳首をつまんでしぼり、分泌物が出ないか確認します。
      乳房の自己検診 – 触診
      立った状態で乳房を触診する
      1. 1腕を持ち上げ、脇のすぐ下から乳房の端まで触診の順番と方向を考え、触診を行います。
      2. 2①の後、片方の手で乳房を支え、もう一方の手で乳房を触診します。
      3. 3反対側の乳房も同じ方法で触診します。
      横になった状態で乳房を触診する
      1. 1横になって腕を持ち上げた状態で、肩の下に枕やパッドを入れ、脇のすぐ下から乳房の端まで触診の順番と方向を考え、触診を行います。
      2. 2反対側の乳房も同じ方法で触診します。
      乳首をつまんでしぼり、分泌物が出ないか確認する
      1. 1親指と人差し指を使って乳首をつまんでしぼり、分泌物が出ないか確認します。
      2. 2反対側の乳首も同じ方法で触診します。
  4. 4子宮頸がん予防のためのHPVワクチン接種
    • 子宮頸部とは子宮の入口のことで、この部位に発生する悪性腫瘍(がん)を子宮頸がんといいます。
    • 子宮頸がんは、韓国で年間3,000人以上の患者が発生し、年間約900人が死亡する致命的ながんです。
    • 子宮頸がんの主な原因は、性交渉によるHPV(Human Papiloma Virus、ヒトパピローマウイルス)感染です。実際に、子宮頸がん患者の99%から高危険群のHPVが検出されていることから、HPVワクチン接種を通じて子宮頸がんを効果的に予防することができます。
    • 大人は、免疫力を維持するためにHPVワクチンを3回以上接種する必要がありますが、12歳以下の子供は2回の接種でも高い免疫力を獲得することができるため、小さい時に接種したほうが有利です。特に、性交渉を始める前に2回の接種を受けると子宮頸がんの予防効果が高くなります。
    • 韓国を含むほとんどの国で、満12歳の女性青少年を対象に国家予防接種を実施しており、無料接種を支援しています。
    • 疾病管理庁(https://www.kdca.go.kr/gallery.es?mid=a20503010000&bid=0002&list_no=145640&act=view)のウェブサイトでは、国によるHPV予防接種の支援について詳しい情報を確認することができます。
この著作物は、“公共ヌリ第4類型:出所表示+商業的利用禁止+変更禁止” の条件に基づいて利用することができます。